2014年09月16日

斑鳩の匠 宮大工三代[西岡常一・青山茂]

西岡常一棟梁が69歳の1977年が徳間書店での初版で、棟梁に関して本格的に書かれたものとしては最初の本となっているものと思われる。翌年にNHKブックスから「法隆寺を支えた木」が出版されている。
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徳間書店版 
「最後の宮大工」といわれ、木のクセを見抜き、木のいのちを活かしつづけ、明治以来三代続いた宮大工として、受け継がれてきた技と匠の世界を語りつくす。
対談形式で読みやすく、日本の文化である木造建築に携わろうとする人には必読の書。
徳間書店版は古本でないと入手できないが、再刊が平凡社からされている。
[目次]
第1章 西岡常一の歩んだ道
第2章 法隆寺金堂の解体修理
第3章 法輪寺三重塔の再建
第4章 薬師寺金堂の復興
第5章 建築用材と工具のはなし
第6章 宮大工の後継者たち
 設計事務所に勤め数年たった20代の中ごろにこの本を読み、時間を超えて建築に携わる棟梁の姿勢に感銘した。
木のこと、日本の建築のことに関して深く知りたいと考え始めるきっかけとなった。
当時、薬師寺の中門の工事に携われていた棟梁を訪ね、わずかではあったけれど話をさせていただいたことが強く印象に残っている。
そのときにこの本の表紙の裏にサインをいただいた。
 木の命木の心
 鵤寺工 常一
  
posted by 太郎丸 at 23:50| 太郎丸のおすすめ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする